2月7日(火) 10:00~ 1年生『聞き書き』発表会を開催しました。

 吉賀高校キャリア教育「サクラマス・ドリーム・プログラム(S.D.P.)」の1年生プログラム『聞き書き』発表会を開催しました。本年度の『聞き書き』は、「持続可能な社会に向けて、『30年前から学び、30年後につなげる」をテーマに、30年後の吉賀町のあり方を提案する。」という内容で行いました。

 昨年の8月以来、町内外のたくさんの方々にご協力いただき、『聞き書き』を進めて参りました。 当日は、ご協力いただきたたくさんの皆様にもご来場いただき、発表会を開催することができました。ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。

 発表班・テーマは、以下の通りです。

1.「石州瓦」班   テーマ「石州 ~かわら~」

2.「人口」班    テーマ「吉賀町の人口 ~今の私たちに何ができるか~」

3.「電気」班    テーマ「吉賀町の電気」

4.「施設」班    テーマ「吉賀町の施設」

5.「災害」班    テーマ「災害」

6.「鳥獣」班    テーマ「鳥獣被害 ~人間と動物が共存するには~」

聞き書き2 人口2 聞き書き4

《写真・左から》 1.「石州瓦」班、 2.「人口」班、 3.「電気」班

聞き書き5 聞き書き5 聞き書き7

《写真》 4.「施設」班、 5.「災害」班、 6.「鳥獣」班

 この中で、発表後の投票を行い、上位2班が3月3日(金)13:50から行われる「キャリア教育成果報告会」で発表することとなりました。結果は、次の通りです。

1位 「鳥獣」班

鳥獣2

2位 「人口」班

聞き書き3

3位 「石州瓦」班

石州瓦

 昨年の8月以来、町内外のたくさんの方々にご協力をいただき、『聞き書き』を進めて参りました。当日も、ご協力いただいた皆様を始め、町内の方にもたくさんご参加いただいて発表会を開催することができました。誠に、ありがとうございました。

聴衆1 聴衆2 聴衆3

 

 さて、1年生は、平成24年度より『聞き書き』を行って参りました。本来『聞き書き』は、地域で長く暮らしてこられたご年配の方に、地域での暮らしや仕事についてお話を伺い、話をされた方の方言も含めた”ことば”を大切にしてまとめるというものでした。しかし、本校では2年生で「起業家精神に学ぶ」ということで、『アントレプレナーシップ教育』を行っていることもあって、1年生の『聞き書き』の内容が『吉高版・聞き書き』として、2年生での地域活性化プランや商品開発プランにつながるものへ変遷して参りました。地域のご年配の方から、現在地域で事業を展開されている事業所の方へと、お話を伺う対象の方も移って参りました。 

 そこで、平成29年度からは1年生の『聞き書き』を改め、『アントレプレナーシップ教育 ~地域課題発見~(仮称)』として、リニューアルすることを検討しています。つまり、吉賀高校のキャリア教育は、1年生・2年生の二年間で『アントレプレナーシップ教育』を行い、二年間かけて吉賀町の実態に向き合い、吉賀町の活性化プランや特産品を活かした商品開発プランを考えていくこととしています。そして、そのうち1年生プログラムを『アントレ~課題発見期~』とし、2年生プログラムを『アントレ~課題解決期~』として行います。

 では、『聞き書き』とどこが異なるかというと、実は内容的にはほとんどそのまま同じことをすることとなります。ただ、地域課題の発見をその後の課題解決策を見通して行うということになるだけです。つまり、1年生はこれまで通りいろいろな方からお話を聞く経験を通じて、『聞き書き』を行って、吉賀町の課題を掘り下げて行くことになります。

 地域の皆様には、今後とも吉賀高校の生徒の『アントレ~課題発見~』(=『聞き書き』)にご協力いただき、率直なご意見を賜りますようお願い申し上げます。

以上