吉高のキャリア教育

  • 吉賀高校では、生徒のキャリア形成に資するためのキャリア教育として、「総合的な学習の時間」を中心に『サクラマス・ドリーム・プログラム(S.D.P.)』を行っています。
  • 『S.D.P.』は、吉賀町をフィールドとして、吉賀町の『人・もの・こと』とのコミュニケーションを通じて、生徒一人一人が社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現する力を身につけていきます。
  • 吉賀町では長期的な教育の柱として「サクラマスプロジェクト」として「ふるさとでの学びや体験をもとに、いつの日かふるさと吉賀町を支える人材(人財)の育成」をめざした取り組みを実施しています。
  • 吉賀町外・島根県外出身の生徒にとっては、吉賀町をモデルケースとして、このプログラムでの経験を自らの生まれ育った地域で活かすことができるような力をつけてもらうことを目指しています。

1年:『アントレプレナーシップ教育【課題発見期】』+東京研修

  • 聞き書きの様子アントレプレナーとは、起業家の意味です。「起業家精神に学ぶ」をテーマとして、仕事を作り出すことを超えて無から有を創り出す精神を学びます。
  • 前年度までの「聞き書き」の手法を継続しつつ、2年次の吉賀町活性化プランや商品開発プランをはじめから意識して、1年次を『アントレプレナーシップ教育【課題発見期】』と位置づけて、地域の方と協働で地域課題について掘り下げます。
  • 東京研修では、東京で生活する東京吉賀会の方や青山学院大学の学生とのグループワークによって、都市での生活の一端に触れ、そこから自分たちの暮らす町・吉賀町について見つめ直します。
  • また、吉賀町出身の澄川喜一先生が東京スカイツリーをデザイン監修した縁で交流を進める墨田区での企業訪問や、おもてなしを学ぶ経験もします。
  • 生徒達にとって東京研修は、大きく心に残るようです。日常と大きく違う4日間は忘 れない思い出になります。

2年:『アントレプレナーシップ教育【課題解決期】』

  • アントレナーシップ教育の様子1年次に掘り下げた吉賀町の課題について、その活性化プランや特産品を商品化するプランについて考えます。
  • 吉賀町や県内で起業された方々に指導していただき、無から有を生み出す精神を身につけると同時に、実際に地域で職を持つことについて理解を深めます。
  • 平成28年度には、1つのチームが町内のスーパーの方と交渉して、先輩たちが地域クラブで考案した「吉高ライスバーガー」の商品化を実現し、実際に店頭販売していただくことができました。
  • こうした学習の中で地域の方へのプレゼンテーションやディスカッションを通じて、地域に貢献する意識を高めるとともに、思考力、表現力やさらにはコミュニケーション力なども身につけていきます。

ライスバーガー

3年:1、2年の学習を踏まえた進路学習

  • 1年、2年で取り組んできた学習内容を基に、3年では全員が志望理由書作成に取り組みます。
  • 豊富な体験学習の経験が、自分の進路志望を考えるうえで大いに活きてきます。
  • 志望理由書に書くべき内容はたくさんあり、実際の就職・進学の試験にもつながっています。

地域に根ざした環境教育

  • 学校設定教科『環境』(選択)では、「環境基礎」「環境演習」で、森、川、海で長く研究活動を続けてこられた専門の方や、全国で環境教育に取り組む先生から、フィールドワークで現地調査を行いながら、高津川流域の自然環境と人々の生き方について学びます。
  • 学校裏の畑では、トウモロコシやナスなどの有機栽培にも挑戦しています。

豊かなパーソナリティが育つ!

  • ともすると、部活動とテストで点を取るための勉強だけの世界しか見えなくなってし まいがちな高校生。吉賀高校では視野が大きく広がり、自分が地域社会にとって必要な存在であることを感じることができます。
  • 学ぶことの意味を知り、広い意味の学習意欲が高まり、進路意識が育ちます。 どこに進学するか、どこに就職するかでなく、自分は何に向いているか、何をしたいのか、を考えるようになります。
  • 教員以外の多くの地域の方に直接接触する機会がたくさんあることによって、生徒の自己肯定感を育てていきます。
  • キャリア教育では、社会の人と接触し、そうした人に学習の成果を発表します。礼儀 やマナー、表現力、プレゼンテーション力などの資質・能力が育ちます。実際、おとなしく無口だった生徒が、大勢の地域の人の前で大きな声で堂々と発表する力を身に付けました。
  • 正解のない学習です。こうした学習は、課題発見力・解決力を育てることにつながります。