吉高のキャリア教育

  • 吉賀高校では、生徒のキャリア形成に資するためのキャリア教育として、「総合的な学習の時間」を中心に『サクラマス・ドリーム・プログラム(S.D.P.)』を行っています。
  • 『S.D.P.』は、吉賀町をフィールドとして、吉賀町の『人・もの・こと』とのコミュニケーションを通じて、生徒一人一人が社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現する力を身につけていきます。
  • 吉賀町では長期的な教育の柱として「サクラマスプロジェクト」として「ふるさとでの学びや体験をもとに、いつの日かふるさと吉賀町を支える人材(人財)の育成」をめざした取り組みを実施しています。
  • 吉賀町外・島根県外出身の生徒にとっては、吉賀町をモデルケースとして、このプログラムでの経験を自らの生まれ育った地域で活かすことができるような力をつけてもらうことを目指しています。

1年:「アントレプレナーシップ教育Ⅰ【課題発見期】」

 アントレプレナーとは、「起業家」を意味します。「起業家精神に学ぶ」をテーマとして、「無から有を創り出す精神」を学びます。そして、1年次を「課題発見期」と位置づけ、地域の方に学びながら、地域の課題について探究します。
 10月の東京研修では、東京で生活する大学生とコラボレーションします。グループワークや企業訪問を通じて都市の生活を探究すると共に、地方と都市の関係性について考え、自分たちの生まれ育った町・自分たちが暮らす町を見つめ直します。

聞き書きの様子

2年:「アントレプレナーシップ教育Ⅱ【課題解決期】」

 1年次に掘り下げた吉賀町の課題を基に、町の活性化プランや特産品を商品化するプランについて考えます。吉賀町や県内で起業された方々に指導していただき、無から有を生み出す精神を身につけると同時に、実際に地域で職を持つことについて理解を深めます。
 これまで、町内のスーパーの方と交渉して作り上げた「吉高ライスバーガー」の販売や、吉賀町の様々な風景を取り込んだ「カレンダー」の商品化といった活動を積み重ねてきました。こうした、地元の方と直にふれあいながらのプレゼンテーションやディスカッションを通じて、地域貢献の意識を高め、思考力・表現力・コミュニケーション力といった資質・能力を身につけていきます。

ライスバーガー

3年:アントレプレナーシップ教育Ⅲ【課題発展期】

3年次は「課題発展期」です。これまで積み上げた豊富な体験学習の経験を基に、自らのキャリア形成に取り組みます。自分の進路を考え、希望を実現する上で、「無から有を創り出す」起業家精神が存分に活かされます。さらに、アントレプレナーシップ教育の集大成として、ボランティア活動や研究発表等、個別のプロジェクトを推進します。

アントレナーシップ教育の様子

地域に根ざした環境教育

  • 学校設定教科『環境』(選択)では、「環境基礎」「環境演習」で、森、川、海で長く研究活動を続けてこられた専門の方や、全国で環境教育に取り組む先生から、フィールドワークで現地調査を行いながら、高津川流域の自然環境と人々の生き方について学びます。
  • 学校裏の畑では、トウモロコシやナスなどの有機栽培にも挑戦しています。

豊かなパーソナリティが育つ!

  • ともすると、部活動とテストで点を取るための勉強だけの世界しか見えなくなってし まいがちな高校生。吉賀高校では視野が大きく広がり、自分が地域社会にとって必要な存在であることを感じることができます。
  • 学ぶことの意味を知り、広い意味の学習意欲が高まり、進路意識が育ちます。 どこに進学するか、どこに就職するかでなく、自分は何に向いているか、何をしたいのか、を考えるようになります。
  • 教員以外の多くの地域の方に直接接触する機会がたくさんあることによって、生徒の自己肯定感を育てていきます。
  • キャリア教育では、社会の人と接触し、そうした人に学習の成果を発表します。礼儀 やマナー、表現力、プレゼンテーション力などの資質・能力が育ちます。実際、おとなしく無口だった生徒が、大勢の地域の人の前で大きな声で堂々と発表する力を身に付けました。
  • 正解のない学習です。こうした学習は、課題発見力・解決力を育てることにつながります。