3月3日(金) 13:50~ 吉賀高校キャリア教育成果発表会を、吉賀町林業センターでたくさんの町民の皆様にもご来場いただいて開催しました。当日は、指導助言者として、青山学院大学教授・樋田大二郎先生、県教委からキャリア教育調整官・渡邊宏志先生、教育魅力化特命官・岩本悠先生にご臨席を賜りました。

開会行事 渡邊調整官

 

 本年度は、吉賀中学校と六日市中学校の皆さんにも、日頃のキャリア教育の成果を発表していただきました。

 吉賀中学校からは、文部科学省主催の「全国絆づくりサミット」で発表された、「吉賀中学校の絆づくり」の発表がありました。「先手必勝の明るいあいさつ・ちょっとした心遣い」が「成長」につながり、吉賀中学校の生徒同士の仲の良さにつながっていることが報告されました。

 六日市中学校からは、六日市中学校で大切にされている「グローカル、ESD(Education for Sustainable Development 持続可能な社会づくりの担い手をはぐくむ教育)」の視点に基づいて取り組んでいる、生徒会活動や各教科の学習を通じた豊富なキャリア教育の取り組みの内容について報告がありました。

吉賀中 六日市中

 《写真左・吉賀中学校代表の発表、右・六日市中学校代表の発表》

 吉賀高校からは、2月に行われた1年生の「聞き書き」発表会で優秀賞に選ばれた2作品と、12月に行われた2年生の「アントレプレナーシップ教育」発表会で優秀賞に選ばれた2作品の発表がありました。

 1年生の「聞き書き」の1作品目は、人口班の「吉賀町の人口」についてでした。30年前の吉賀町の人口及び児童・生徒数と、現在の人口及び児童・生徒数を対比して吉賀町の現状をとらえ、またIターンされた方々へのインタビューを通して、吉賀町を外から見た意見も参考にして、これから30年後の吉賀町の人口増加に向けた方策を提言しました。

 もう1作品は、鳥獣班が「共存共栄」と題して、吉賀町の鳥獣被害についてまとめたものです。吉賀町産業化の方に取材をさせていただき、ニホンザル・ニホンツキノワグマ・イノシシの被害についてまとめ、人間の責任の問題も考え合わせて、動物との共存共栄の方策について提言しました。

鳥獣班 人口班

 

 2年生の「アントレプレナーシップ教育」の1作品目は、地域みまもり隊チームの「高齢化によってさらに発展する吉賀町」というテーマでした。ボランティアとして考えがちな地域のお年寄りの方の手助けを、「地域みまもり隊」として事業化し、町外・県外から移住する人の就職の場としてとらえていこうという提案をしました。

 もう1作品は、チームトマトの「吉高特製ライスバーガー販売!!」でした。地域クラブの先輩たちが考案し完成させた、七力祭やきんみん祭で地域の皆様から大好評をいただいている「吉高特製ライスバーガー」を、キヌヤさんと交渉して商品化するまでの過程と、さらなる企画として豆腐ハンバーグなどを使って味のバリエーションを増やす挑戦などについて発表しました。

 みまもり隊 トマト

 

 発表終了後は、青山学院大学・樋田大二郎先生、県教委・渡邊宏志先生、岩本悠先生からそれぞれ講評並びに指導・助言をいただきました。

樋田先生 渡邊調整官2